読書逍遥

読書逍遥第209回 『人類とイノベーション』

冨田鋼一郎

『人類とイノベーション』

副題 世界は「自由」と「失敗」で進化する

原題 HOW INNOVATION WORKS
And Why It works in Freedom
著者 マット・リドレー

川勝平太前静岡県知事の辞任によって、超電動式リニア新幹線建設が注目をあびた。

科学者なら誰でも最先端技術を実社会に応用してみたい。産業界は利便性をフル活用して金儲けしたい。
科学と経済(そして政治)はタッグを組んで豊かな社会を作ってきたといえる。

生活水準の向上は、イノベーションのおかげだ。

イノベーションとは結局のところ何なのか?なぜ、いつ、どこで、どのように起こるのか?私たちに何をもたらすのか?

マット・リドレーはイギリスを代表する知の巨人。本書はイノベーションに関する基本的な教科書。

◎目次
第1章 エネルギーのイノベーション
第2章 公衆衛生のイノベーション
第3章 輸送のイノベーション
第4章 食料のイノベーション
第5章 ローテクのイノベーション
第6章 通信&コンピュータのイノベーション
第7章 先史時代のイノベーション
第8章 イノベーションの本質
第9章 イノベーションの経済学
第10章 偽物、詐欺、流行、失敗
第11章 イノベーションへの抵抗
第12章 イノベーション欠乏を突破する
特別追記:コロナ後の世界とイノベーション

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ABOUT ME
冨田鋼一郎
冨田鋼一郎
文芸・文化・教育研究家
日本の金融機関勤務後、10年間「学ぶこと、働くこと、生きること」についての講義で大学の教壇に立つ。

各地で「社会と自分」に関するテーマやライフワークの「夏目漱石」「俳諧」「渡辺崋山」などの講演活動を行う。

著書
『偉大なる美しい誤解 漱石に学ぶ生き方のヒント』(郁朋社2018)
『蕪村と崋山 小春に遊ぶ蝶たち』(郁朋社2019)
『四明から蕪村へ』(郁朋社2021)
『論考】蕪村・月居 師弟合作「紫陽花図」について』(Kindle)
『花影東に〜蕪村絵画「渡月橋図」の謎に迫る』(Kindle)
『真の大丈夫 私にとっての漱石さん』(Kindle)
『渡辺崋山 淡彩紀行『目黒詣』』(Kindle)
『夢ハ何々(なぞなぞ)』(Kindle)
『新説 「蕪」とはなにか』(Kindle)
『漱石さんの見る21世紀』(Kindle)
『徹底鑑賞『吾輩は猫である』』(Kindle)
『漱石さんにみる良い師、良い友とは』(Kindle)
『漱石さん詞華集(アンソロジー)』(Kindle)
『曳馬野(ひくまの)の萩』(Kindle)
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