読書逍遥

第84回『新しい国境 新しい地政学』Border Warsクラウス・ドッズ

冨田鋼一郎

『新しい国境 新しい地政学』Border Warsクラウス・ドッズ

いつの世でも、どこでも国境を巡る軋轢は存在していた。80億もの人が狭くなった地球にひしめき合う今日は、熾烈さを増している。

各地の諍いを知れば知るほど、解決は容易でなく、めまいがしてくる。

各地の諍いをナショナリズム再燃、米中対立激化、気候変動、宇宙、サイバー空間、感染症などテーマ別に編成してある。国境を切り口にして、地図片手に今の世界を概観する。格好の地理・歴史資料。

イーロン・マスクが「月の大統領」就任を宣言したらどうなるのか。「気候変動」による海や河川の変化は「境界線」を移動させるのか。「スマートボーダー」は収益性の高い国境ビジネスを生み出すのか。「新型コロナ」は「資源の争奪戦」を加速させるのか。従来型からウイルス、気候変動、宇宙、サイバー空間、南極まで、今後数十年で激化する「国境紛争」4つの類型。「人新世」が揺さぶる「国境」の概念、地政学研究の第一人者が迫る。

序章 「人新世」で激化する国境紛争
第1章 国境の問題
第2章 動く国境
第3章 水の国境
第4章 消えゆく国境
第5章 ノーマンズランド
第6章 承認されざる国境
第7章 スマートボーダー
第8章 宇宙空間
第9章 ウイルスの国境
終章 迫り来る「国境紛争」の4つの類型

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ABOUT ME
冨田鋼一郎
冨田鋼一郎
文芸・文化・教育研究家
日本の金融機関勤務後、10年間「学ぶこと、働くこと、生きること」についての講義で大学の教壇に立つ。

各地で「社会と自分」に関するテーマやライフワークの「夏目漱石」「俳諧」「渡辺崋山」などの講演活動を行う。

著書
『偉大なる美しい誤解 漱石に学ぶ生き方のヒント』(郁朋社2018)
『蕪村と崋山 小春に遊ぶ蝶たち』(郁朋社2019)
『四明から蕪村へ』(郁朋社2021)
『論考】蕪村・月居 師弟合作「紫陽花図」について』(Kindle)
『花影東に〜蕪村絵画「渡月橋図」の謎に迫る』(Kindle)
『真の大丈夫 私にとっての漱石さん』(Kindle)
『渡辺崋山 淡彩紀行『目黒詣』』(Kindle)
『夢ハ何々(なぞなぞ)』(Kindle)
『新説 「蕪」とはなにか』(Kindle)
『漱石さんの見る21世紀』(Kindle)
『徹底鑑賞『吾輩は猫である』』(Kindle)
『漱石さんにみる良い師、良い友とは』(Kindle)
『漱石さん詞華集(アンソロジー)』(Kindle)
『曳馬野(ひくまの)の萩』(Kindle)
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