作品・本・人物紹介

蕪村「奥羽行旅図」(8図)(その3)

冨田鋼一郎

「山形」

山形の田んぼの景色が広がる
渦巻きの丸形の雲がユニーク
なにか前例があるのか

蕪村の奥羽行脚は、寛保三年(1743)、28歳、結城にいた時のこと

山形、酒田、秋田、能代、(九十九袋)、青森、(外ヶ浜)、八戸、松島、仙台と時計回りに回った

8枚の画にはそれぞれ地名が付してあるので、わずかに行程が推測できる
日本海側から太平洋側へ時計回りに移動したようだ

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ABOUT ME
冨田鋼一郎
冨田鋼一郎
文芸・文化・教育研究家
日本の金融機関勤務後、10年間「学ぶこと、働くこと、生きること」についての講義で大学の教壇に立つ。

各地で「社会と自分」に関するテーマやライフワークの「夏目漱石」「俳諧」「渡辺崋山」などの講演活動を行う。

著書
『偉大なる美しい誤解 漱石に学ぶ生き方のヒント』(郁朋社2018)
『蕪村と崋山 小春に遊ぶ蝶たち』(郁朋社2019)
『四明から蕪村へ』(郁朋社2021)
『論考】蕪村・月居 師弟合作「紫陽花図」について』(Kindle)
『花影東に〜蕪村絵画「渡月橋図」の謎に迫る』(Kindle)
『真の大丈夫 私にとっての漱石さん』(Kindle)
『渡辺崋山 淡彩紀行『目黒詣』』(Kindle)
『夢ハ何々(なぞなぞ)』(Kindle)
『新説 「蕪」とはなにか』(Kindle)
『漱石さんの見る21世紀』(Kindle)
『徹底鑑賞『吾輩は猫である』』(Kindle)
『漱石さんにみる良い師、良い友とは』(Kindle)
『漱石さん詞華集(アンソロジー)』(Kindle)
『曳馬野(ひくまの)の萩』(Kindle)
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