音訳ボランティアさんによって拙著『四明から蕪村へ』がCD化されました
公立図書館が、利用者(視覚障害をお持ち)からの音訳依頼を受けて、独自に作成するものです。
図書館に音訳ボランティア登録しておられる訓練を経た方々によって、1年以上かけて完成させたという。
私も冒頭を聞かせてもらった。
本の装幀、表紙などは不要なので削除されている。いきなり目次となる。
自分の書いた文章を女性が読んでいるのを聞く。これだけで不思議な気持ちになる。
絵画を見ることができない読者もいることを念頭において言葉を尽くしていかねばならないと反省した。
また、音訳ボランティアのように見えないところで大切な活動をされている方々がたくさんいらっしゃることを知った。
ABOUT ME
日本の金融機関勤務後、10年間「学ぶこと、働くこと、生きること」についての講義で大学の教壇に立つ。
各地で「社会と自分」に関するテーマやライフワークの「夏目漱石」「俳諧」「渡辺崋山」などの講演活動を行う。
著書
『偉大なる美しい誤解 漱石に学ぶ生き方のヒント』(郁朋社2018)
『蕪村と崋山 小春に遊ぶ蝶たち』(郁朋社2019)
『四明から蕪村へ』(郁朋社2021)
『論考】蕪村・月居 師弟合作「紫陽花図」について』(Kindle)
『花影東に〜蕪村絵画「渡月橋図」の謎に迫る』(Kindle)
『真の大丈夫 私にとっての漱石さん』(Kindle)
『渡辺崋山 淡彩紀行『目黒詣』』(Kindle)
『夢ハ何々(なぞなぞ)』(Kindle)
『新説 「蕪」とはなにか』(Kindle)
『漱石さんの見る21世紀』(Kindle)
『徹底鑑賞『吾輩は猫である』』(Kindle)
『漱石さんにみる良い師、良い友とは』(Kindle)
『漱石さん詞華集(アンソロジー)』(Kindle)
『曳馬野(ひくまの)の萩』(Kindle)