読書逍遥第304回『ニューヨーク散歩』(その5最後) 司馬遼太郎著
冨田鋼一郎
有秋小春
副題 21世紀の人類のための21の思考
原書 2018年発行
前回の「幻滅」に続いて、第一部「テクノロジー面の難題」では、現在の私たちが直面する喫緊の脅威と危険分野と目される「雇用」「自由」「平等」の側面について語る。
生成AI、バイオテクノロジー、ロボット工学の登場は、人間の尊厳・人権・存在意義など人間の基本的事柄に深刻な影響を与える。
しかし、ただ脅威として受け止めるだけではいけない。その深さと広さ、さまざまな波及の側面をたどる。