読書逍遥第160回 『ぼくの作文学校』森本哲郎著 1983刊
冨田鋼一郎
有秋小春
変貌著しい中国。
1980年代の姿ももはや過去のものとなりつつある。
大量の当時の写真、よく残しておいてくれた。
1.望郷 僕の旅は武漢から始まった
2.彷徨 旅。大陸の風はとても表情豊かだ
3.悠久 玉泉寺の朝、心が洗われてゆく
4.雄渾 長江最大の景観、三峡が眼前に迫る
5.人生 子供の目、老人の貌、女性の微笑
6.歴史 ぼくは伝説に埋まって太公望になった
7.幽幻 鬼の街。ぼくも鬼の子孫かもしれない
8.都市 街の息づかい、中国の貌が見える
9.耽美 美しさの前で、ぼくは立すくんだ
10.生活 道を辿れば、人々の暮らしの中にいた
11.憧憬 長江の源は、なお遥か数千キロの彼方
【中国の人たちは、(私たちより)心の天井が高そうな気がします】。
これがさだまさしが旅を通じて一般の中国の人たちについて感じた最も大きな感想。