読書逍遥第415回『レパントの海戦』塩野七生著 (その2)
冨田鋼一郎
有秋小春
副題には、「作品から読み解くグローバル化の夜明け」とある
今回は科学的精神が宿り始める17世紀の
[地理学者]と[天文学者]の姿
科学者が部屋の窓から見ている外の世界とはどのようなものか?
小道具として描かれた地球儀が語るものは?
『天文学者』のモデルは、フェルメールと同年632年生まれの科学者、アントーニ・レーウェンフックではないかとされている
アントーニ・ファン・レーウェンフック(1632-1723)
オランダの商人、科学者。歴史上はじめて顕微鏡により微生物を観察し、「微生物学の父」とも称せられる。