第48回『脳の地図を書き換える』ディビッド・イーグルマン
冨田鋼一郎
有秋小春
山ぶどうをつんでいるうち
友だちにはぐれてしまった白い雲がいっぱい
谷間の空をとざしていた
谷川の音がかすかにきこえていひとりでたべるにぎりめしに
『児童詩集』より
お母さんのかみの毛が
一本まじっていた
最後の節まできて目が釘付けになる。
[お母さんのかみの毛が一本まじっていた]。
お母さんが作ってくれたお弁当が懐かしい。
なんという作者の感性の素朴さ、純粋さ!!