骨董品

与謝蕪村筆「四季行事風俗図(春夏)」まとめ

冨田鋼一郎

「開運! なんでも鑑定団」2020年9月8日放映されました若き蕪村(35歳)による「四季行事風俗図(春夏)」六点を、ここにすべて公開しました。

蕪村は、20歳ごろから36歳で上洛するまでの青春時代を関東遊歴に過ごしました。この時代の俳諧(発句)は20数句、絵画作品は15,6点が伝来するだけです。

従って「四季行事風俗図(春夏)」画六枚の出現は、たいへんめずらしいといえます。

後年蕪村が確立した「俳画」というジャンルの源流ともいえる作風です。

また、蕪村の全画業についての従来の見方を見直す可能性があると思われ、史料的にもたいへん貴重なものと思われます。

詳細の解説は、拙著『蕪村と崋山 小春に遊ぶ蝶たち』(郁朋社2019)を参照ください。

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蕪村と華山
蕪村と華山

今後、皆様に直にご覧いただきたいと考えております。

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ABOUT ME
冨田鋼一郎
冨田鋼一郎
文芸・文化・教育研究家
日本の金融機関勤務後、10年間「学ぶこと、働くこと、生きること」についての講義で大学の教壇に立つ。

各地で「社会と自分」に関するテーマやライフワークの「夏目漱石」「俳諧」「渡辺崋山」などの講演活動を行う。

著書
『偉大なる美しい誤解 漱石に学ぶ生き方のヒント』(郁朋社2018)
『蕪村と崋山 小春に遊ぶ蝶たち』(郁朋社2019)
『四明から蕪村へ』(郁朋社2021)
『論考】蕪村・月居 師弟合作「紫陽花図」について』(Kindle)
『花影東に〜蕪村絵画「渡月橋図」の謎に迫る』(Kindle)
『真の大丈夫 私にとっての漱石さん』(Kindle)
『渡辺崋山 淡彩紀行『目黒詣』』(Kindle)
『夢ハ何々(なぞなぞ)』(Kindle)
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