読書逍遥第150回 『地球曼荼羅 世紀末を歩く』森本哲郎著(その3)
冨田鋼一郎
有秋小春
漱石『三四郎』を読み返した
⭕️愁ひつつ岡にのぼれば花茨 蕪村
作品全体にBGMとして流れている「雲」が、青春群像小説の舞台にふさわしい。
「未来が遠くから眼前に押し寄せるような鈍い圧迫を感じ」るのは、青春期の特権だ。
私も半世紀前、この圧迫を感じたのを懐かしく振り返る。
アフラ・ベーン
ダーター・ファブラ
ハイドリオタフヒア
ヘリオトロープ
アマランス
これらのカタカナを見ただけで胸がキュンとする。