第98回 『中世ヨーロッパ全史』
冨田鋼一郎
有秋小春
知の巨人、アタリが描いた海から見た壮大な文明論。
プレジデント社発行 2018年
地球表面積の29%しかない陸地の表面に私たちはしがみつき、ひしめき合って生きている。
残りの71%は海だ。
普段関心の外である海に着目して見ると、どのような景色が見えるのだろう。
目次を眺めると、宇宙開闢から説き起こしている。
気宇壮大になって深呼吸してしまう。
アタリに誘われて海の旅に出てみよう。
中・高生もいきなり歴史地理化学生物など各科目に入らず、この様なビッグピクチャーを見てからの方が学びに興味が湧くのではないだろか。