第45回 木下夕爾(1)「ひばりのす」
冨田鋼一郎
有秋小春
原題 THIS MORTAL COIL:A History of Death
ムカジーの『細胞』を読んで、次は「死因」の歴史を切り口にして「生命(いのち)」について考えるよすがににする
(帯文)
有史以来の「死因」とその変化の実相を科学的・歴史的・社会的視点から検証した初の試み、壮大な「死」の人類史
(主な死因の変遷)
・旧石器時代→暴力や事故
・中世→飢饉 ベスト 出産(産褥熱) 戦争
・百年前 →結核 インフルエンザ、肺炎などの感染症
・現在 →心疾患、脳血管疾患 癌 認知症
目次
序章 シエナの四騎士
第1部 さまざまな死因
(死とは何か?;『死亡表に関する自然的および政治的諸観察』)
第2部 感染症
(黒死病;ミルクメイドの手)
第3部 人は食べたものによって決まる
(ヘンゼルとグレーテル;『壊血病に関する一考察』)
第4部 死にいたる遺伝
(ウディ・ガスリーとベネズエラの金髪の天使;国王の娘たち)
第5部 不品行な死
(「汝殺すなかれ」;アルコールと薬物依存)
結び 明るい未来は待っているのか?