コーヒーフラワー
冨田鋼一郎
有秋小春
月刊誌「BOSS」に1年間連載されたこの文章は、13年も前の62歳の時に書いた。
題の「わがビジネス戦記」は、編集者がつけたもの。
50歳で組織を離れ、自分の足で歩み出した。12年の間に米国国際教育NPOスタッフ、人材ビジネスを経て、バイオベンチャー経営に関わりながら私大の教壇に立ち始めたころだ。
今読み返してみると、気恥ずかしい。しかし、心持ちは当時とそんなに変わりがない。
あれからまたひとまわり12年が経った。どのように生きてきたか。手探りしながらの日々だった。
12年を単位とすると、50歳から3回目がはじまる。これからは、いよいよ自分の足で歩み、自分と向き合うことになるのだろう。
“Life is a fight with myself. There is nothing else.”
(ロナルド・レーガン)