映像の世紀バタフライエフェクト「塩の行進」1930マハトマ・ガンディー
冨田鋼一郎
有秋小春


蕪村の最初期(寛保元年1741)の絵画。惲南田の没骨法を習得する目的で画業に精出していた。
春から秋にかけて計40図描いている。勢いのある生き生きした画からは、対象の草花を目の前に置いていることがわかる。
早くから絵筆を持つことが楽しくて仕方がなかったようだ。真摯に画の修業に取り組む姿勢が窺える。
惲南田(うんなんでん)(1633~1690)
江蘇省出身の文人画家、書家。
花卉画に専念し、没骨法を用い、輪郭線を描かない独特な画法で、清朝花鳥画の典型をつくった。
萩原朔太郎
「蕪村は、彼のあらゆる絵具箱からすべての花やかな絵具を使って、感傷多き青春の情緒を述べ、印象深く色彩の鮮やかな絵を描いてゐる」(「郷愁の詩人与謝蕪村」)