しばらく寝かせておいてから、「推敲」する
冨田鋼一郎
有秋小春
人は、自分の顔を自分の目で見ることができない。いつの時代も、東西を問わず、何とかして自分の目に代わって自分を知る方法を探ってきた。
「地球は、人間のあらゆる営為が書かれた一冊の書物だ。私は1ページでも多くを読みたい」(森本哲郎さんの言葉)
「地球という一冊の書物を読む」と、自分のことを知る手がかりとなる。書物を読むとは、次のような行為だろう。
⭕️宇宙、地球外生命の存在を知る
⭕️地球の歴史とメカニズムを知る
⭕️世界各地の地理・歴史・文化・風習を知る
⭕️国の比較して、理解を深める
⭕️先人の言動、ものの見方を知る
⭕️世界の文学・芸術を味わう
⭕️諸学問に興味を持つ
⭕️動物を知る
⭕️植物を知る
⭕️人の身体と心の仕組みを知る
⭕️友人に聞いてみる
などなど
知らないことを知って、自分の中にあるものと化学反応するのを待つ。どれも結局は「己をよく知り、より良い自分になる」ためだ。残された時間はそのためにあると言っていい。
[今日のルピナスの蕾]
春先に種を蒔いたものが、時期遅れで蕾がようやくほころび出した。