折々のことば
冨田鋼一郎
有秋小春
朝日新聞夕刊(2023年3月27日)の統一地方選の記事「市民団体など若者・子育て中の母親ら支援」に目がとまる。
支援団体の女性代表者の「自分が生きている間、ずっと不平等なまま生きていくのは耐えられない」の言葉が胸に刺さる。
女性がこんなに大きな声を上げているのに、男性はどう答えるの?私は昭和から平成にかけて、女性がお茶を入れてくれる職場で過ごしてきた。この染みついた意識から変えなくてはいけない。
さらに少子化問題と混同して捉えられがちだが、これは少子化対策ではない。女性が人として、政治でも、ビジネスでも、地域社会でも、家庭でも不平等を感じないことが当たり前の社会を目指すのを応援していきたい。
日本は、世界から相当遅れをとっているし、意欲のある女性の社会参加を強く応援していきたい。
男性からのエールもあることを知ってほしい。
来月の地方選もその意識で投票する。