読書逍遥第246回 『戦争と平和』レオ・トルストイ(1828-1910)
冨田鋼一郎
有秋小春
原題 ENLIGHTENMENT NOW: The Case for Reason, Science, Humanism, and Progress
第一部 啓蒙主義の概要
第二部 啓蒙主義がもたらした進歩の成果
第三部 啓蒙主義の擁護(理性、科学、ヒューマニズム)
壮大な啓蒙主義と人間讃歌の書。啓蒙主義の理念(理性、科学、ヒューマニズム)によって大きな成功を収め、人類に繁栄をもたらしている。貧困、飢餓、戦争が減り、人々は健康・長寿になり、知能も向上し、安全な社会に生きている。
世界はより良い方向に向かっている。読み進めながら、呼吸が緩やかに、深くなってくるのを覚える。ここにも合理的楽観主義者がいた。