読書逍遥第312回『文明の主役 エネルギーと人間の物語』(その10) 森本哲郎著 2000年発行
冨田鋼一郎
有秋小春
40年も前に愛読した本を、この本を手にするのは最後という気持ちで舐めるようにページをめくる。
○最初の愛読家、アッシリア王のアッシュルバニパル
○最も人間的な行為は「読む」こと
○羅馬の樽金王の話
○白氏文集 遺愛寺の鐘
○万里の路、万巻の書
○五柳先生 欣然トシテ食ヲ忘ル
○未知の世界(テラ・インコグニタ) と既知の世界(テラ・コグニタ)
○私の書物の曼荼羅 読書は自分のマンダラを描くこと
○「武蔵野」書物は歴史の別名
○百科全書 一種の知的な世界地図
○得たきものはしゐて得るがよし
○読書百遍、美自ずからあらわる。自分で作り上げる美しい書物
○人生の栞 赤いエンピツで線を引く
○治りたくない不治の病 ビブリオマニア
○閑収乱秩思疑義 一穂青灯万古心