読書逍遥

第51回『読書の旅 愛書家に捧ぐ』森本哲郎

冨田鋼一郎

『読書の旅 愛書家に捧ぐ』森本哲郎

40年も前に愛読した本を、この本を手にするのは最後という気持ちで舐めるようにページをめくる。

○最初の愛読家、アッシリア王のアッシュルバニパル
○最も人間的な行為は「読む」こと
○羅馬の樽金王の話
○白氏文集 遺愛寺の鐘
○万里の路、万巻の書 
○五柳先生 欣然トシテ食ヲ忘ル
○未知の世界(テラ・インコグニタ) と既知の世界(テラ・コグニタ)
○私の書物の曼荼羅 読書は自分のマンダラを描くこと
○「武蔵野」書物は歴史の別名
○百科全書 一種の知的な世界地図
○得たきものはしゐて得るがよし
○読書百遍、美自ずからあらわる。自分で作り上げる美しい書物
○人生の栞 赤いエンピツで線を引く
○治りたくない不治の病 ビブリオマニア
○閑収乱秩思疑義 一穂青灯万古心 

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ABOUT ME
冨田鋼一郎
冨田鋼一郎
文芸・文化・教育研究家
日本の金融機関勤務後、10年間「学ぶこと、働くこと、生きること」についての講義で大学の教壇に立つ。

各地で「社会と自分」に関するテーマやライフワークの「夏目漱石」「俳諧」「渡辺崋山」などの講演活動を行う。

著書
『偉大なる美しい誤解 漱石に学ぶ生き方のヒント』(郁朋社2018)
『蕪村と崋山 小春に遊ぶ蝶たち』(郁朋社2019)
『四明から蕪村へ』(郁朋社2021)
『論考】蕪村・月居 師弟合作「紫陽花図」について』(Kindle)
『花影東に〜蕪村絵画「渡月橋図」の謎に迫る』(Kindle)
『真の大丈夫 私にとっての漱石さん』(Kindle)
『渡辺崋山 淡彩紀行『目黒詣』』(Kindle)
『夢ハ何々(なぞなぞ)』(Kindle)
『新説 「蕪」とはなにか』(Kindle)
『漱石さんの見る21世紀』(Kindle)
『徹底鑑賞『吾輩は猫である』』(Kindle)
『漱石さんにみる良い師、良い友とは』(Kindle)
『漱石さん詞華集(アンソロジー)』(Kindle)
『曳馬野(ひくまの)の萩』(Kindle)
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