読書逍遥

第40回『啓蒙の世紀と文明観』2004年弓削尚子著

冨田鋼一郎

『啓蒙の世紀と文明観』2004年弓削尚子著

ウエストミンスター寺院エリザベス女王国葬でのイギリス国歌斉唱のあまりの荘重さにうたれた。
他国の国歌にこれほど感銘したのはなぜだろう。

イギリスの伝統と文化の源流を辿ってみようと、小冊子ながら「啓蒙の世紀」「知の大転換」となるヨーロッパの18世紀の足跡を概観する意欲的な本を手にした。

クック、モンテスキュー、カント、ヴォルテール、ディドロ、ダランベール、ニュートン、アダム・スミス、ベーリング、ブーガンヴィル、ダニエル・デフォー、ジョナサン・スイフト、リンネ、ビュフォン、ブルーメンバッハ、コンドルセ、クリストフ・マイナース、バゼドウ、カンペル、ヴィンケルマン、イーゼリーンなどの人物が登場する。
ちょうど江戸中期に当たる時代だ。

スポンサーリンク

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


ABOUT ME
冨田鋼一郎
冨田鋼一郎
文芸・文化・教育研究家
日本の金融機関勤務後、10年間「学ぶこと、働くこと、生きること」についての講義で大学の教壇に立つ。

各地で「社会と自分」に関するテーマやライフワークの「夏目漱石」「俳諧」「渡辺崋山」などの講演活動を行う。

著書
『偉大なる美しい誤解 漱石に学ぶ生き方のヒント』(郁朋社2018)
『蕪村と崋山 小春に遊ぶ蝶たち』(郁朋社2019)
『四明から蕪村へ』(郁朋社2021)
『論考】蕪村・月居 師弟合作「紫陽花図」について』(Kindle)
『花影東に〜蕪村絵画「渡月橋図」の謎に迫る』(Kindle)
『真の大丈夫 私にとっての漱石さん』(Kindle)
『渡辺崋山 淡彩紀行『目黒詣』』(Kindle)
『夢ハ何々(なぞなぞ)』(Kindle)
『新説 「蕪」とはなにか』(Kindle)
『漱石さんの見る21世紀』(Kindle)
『徹底鑑賞『吾輩は猫である』』(Kindle)
『漱石さんにみる良い師、良い友とは』(Kindle)
『漱石さん詞華集(アンソロジー)』(Kindle)
『曳馬野(ひくまの)の萩』(Kindle)
記事URLをコピーしました