読書逍遥第202回 『21 Lessons』(その3)ユヴァル・ノア・ハラリ著
冨田鋼一郎
有秋小春
本書は、科学の社会受容史。文明を変えた発明を6つの切り口は、次の6つ。
それぞれの「発見」にはじまり、「技術改良」を経て、社会にかかわってゆく様子を歴史絵巻さながらパノラマ的に見てゆく。
歴史をアイデアとイノベーションの連鎖として捉える新しい見方。イノベーションが引き起こす不思議な影響の連鎖の跡をあちこち散策してみよう。
本書の続編『世界を変えた6つの気晴しの物語』はさらに楽しい。お薦め。