「変わる刑務所」 朝日新聞グローブ 262号2022.9.4
冨田鋼一郎
有秋小春
英ウェールズで初の黒人首相就任
首相職で白人男性ゼロに
イギリスという国は、多民社会の象徴のようだ。もはやベッカム選手のような人々の国ではない
スナク首相もインド系、
そういえば、ボリス・ジョンソンの後任として、2016年ロンドン市長になったサディク・カーン氏もパキスタン系移民二世だ。
当時、カーン氏はEU圏の首都において初のムスリム市長となったことで話題になった。
世界は希釈化が進んでいる。国家は民族意識でまとめていくという発想は捨て去ったようだ。
グレートブリテン及び北アイルランド連合王国の国旗
national flag of the United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland)
ユニオンフラッグ(Union Flag)あるいはユニオンジャック(Union Jack)として知られる王室旗
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毎日新聞 2024/3/17
英西部ウェールズ自治政府の次期首相に、黒人として初めてボーン・ゲシング氏(50)が就任することが16日決まった。
英メディアによると、中央政府のスナク首相はインド系、自治政府の首相はスコットランドがパキスタン系、北アイルランドは女性で、英国内の首相職が全て非白人男性となる。
自治政府の首相就任が決まったことを受け、ゲシング氏は自身が欧州の中でも初めて黒人として政府機関のトップになると語り「私たちは今日、歴史のページをめくる」と力を込めた。
ゲシング氏は父親がウェールズ出身で、母親がザンビア人。1974年にザンビアで生まれ、幼い頃に英国に移り住んだ。(共同)