グローバルファンド(世界エイズ・結核・マラリア対策基金)ピーター・サンズ事務局長インタビュー記事
冨田鋼一郎
有秋小春
短歌がびっしりと綴られて定期的に届けてくれた父の便箋は、ある時突然に手書きからワープロに変わった。昭和
63年、父73歳頃だ。彼の職場には優しく教えてくれる人がいた。
ワープロとプリンターいう文明の利器についての驚きが短歌として残っている。この感動は共有できる。
○ワープロの仕組みは知らず打つ仮名の一瞬漢字に変る見事さ
○キー一つでワープロ単語のいくつかの同音異義の漢字に変る
○ワープロもて綴しわが歌今将に刷り上がりゆく活字眩しく
この頃、自分もワープロ訓練が始まった。
液晶画面の文字はボケているし、文字変換の度に機械がヒスを起こすかもしれないとドキドキしたものだ。
また、不注意に文章を消去してしまった失敗を繰り返していた。