日々思うこと

映像の世紀バタフライエフェクト

冨田鋼一郎

エベレスト(チョモランマ)栄光と狂気
2023年12月11日放映

今年は、ジョージ・マロリーがエベレスト登頂目指して、消息を絶ってから100年目

George Herbert Leigh Mallory
(1886-1924)イギリスの登山家。

(Wikipedia)
マロリーは、1920年代にイギリスが国威発揚をかけた3度のエベレスト遠征隊に参加。1924年6月の第3次遠征において、パートナーのアンドリュー・アーヴィンと共に頂上を目指したが、北東稜の上部、頂上付近で行方不明となった。
その最期は長年にわたって謎に包まれていたが、75年後の1999年5月1日、国際探索隊によって遺体が発見された。しかし、マロリーがエベレスト登頂を果たしたか否かは判明せず、未だに論議を呼んでいる。

☆☆☆☆
JFK1962「1960年代末までに月に人を送る」演説でマロリーの言葉Because it’s thereを引用

20世紀前半ネパール鎖国のため中国チベット側からエベレスト登頂を目指す
1950年中国がチベット侵攻したため、エベレスト登山は鎖国解除したネパール側からとなる
1953年イギリス登山隊派遣
ベースキャンプ5300メートル酸素ボンベ
エドモンド・ヒラリーとシェルパのテンジン・ノルゲ頂上アタック隊のふたり
1953年5月29日午前11時30分頂上成功
頂上からの写真を持ち帰る

1960年中国隊成功
1963年米隊成功ムービーカメラ
1970年日本二人植村直己松浦先輩
1978年5月8日ラインホルト・メスナー
無酸素登頂成功シェルパに頼らず二人で
1980年メスナー一人で単独無酸素登頂成功
ソ連崩壊軍用機用酸素ボンベの活用
商業公募隊事業富裕層アマチュア登山家
世界記録パラグライダー飛行・スノーボード下降・最高齢登頂記録三浦雄一郎80歳
シェルパのビジネス
アイスフォールドクター観光客ホテル食堂経営
もはや前人未到の地でなくなった
1986年テンジン没ヒラリー参列
1999年マロリー遺体発見75年ぶり
「なぜ、あなたはエベレストに登りたかったのか?」と問われて「そこにエベレストがあるから(Because it’s there.)」
「エベレストは世界で1番高い山だ。その頂に到達したものは1人もいない。その存在自体が挑戦なのだ。宇宙に到達したいと言う人間の欲望の一部であり、本能なのだ」

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ABOUT ME
冨田鋼一郎
冨田鋼一郎
文芸・文化・教育研究家
日本の金融機関勤務後、10年間「学ぶこと、働くこと、生きること」についての講義で大学の教壇に立つ。

各地で「社会と自分」に関するテーマやライフワークの「夏目漱石」「俳諧」「渡辺崋山」などの講演活動を行う。

著書
『偉大なる美しい誤解 漱石に学ぶ生き方のヒント』(郁朋社2018)
『蕪村と崋山 小春に遊ぶ蝶たち』(郁朋社2019)
『四明から蕪村へ』(郁朋社2021)
『論考】蕪村・月居 師弟合作「紫陽花図」について』(Kindle)
『花影東に〜蕪村絵画「渡月橋図」の謎に迫る』(Kindle)
『真の大丈夫 私にとっての漱石さん』(Kindle)
『渡辺崋山 淡彩紀行『目黒詣』』(Kindle)
『夢ハ何々(なぞなぞ)』(Kindle)
『新説 「蕪」とはなにか』(Kindle)
『漱石さんの見る21世紀』(Kindle)
『徹底鑑賞『吾輩は猫である』』(Kindle)
『漱石さんにみる良い師、良い友とは』(Kindle)
『漱石さん詞華集(アンソロジー)』(Kindle)
『曳馬野(ひくまの)の萩』(Kindle)
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