日々思うこと

1995年1月17日阪神淡路大震災

冨田鋼一郎
(朝日朝刊一面1月17日)

あれからもう29年!
今年はまた特別な感慨を持って迎えることになってしまった。

あの日、私はアメリカにいた。神戸で地震があったようだとニュースで見た。瀬戸内海地方は安全と勝手に想像していたので大地震に驚いた。

高速道路の高架橋が横倒しになっている映像が目に焼き付いている。これが都市型の地震災害なんだと実感した。

あれから2011年東日本大震災、2016年熊本地震を経て、今回の能登半島地震を迎えてしまった。

阪神淡路大震災の時から市民ボランティア活動が一気に増えた。これだけ救済・復興体験を繰り返しているのに、今回はとてももどかしい。

首都直下型地震が確実視されている。自分は備えているから大丈夫とはとても言えない。

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ABOUT ME
冨田鋼一郎
冨田鋼一郎
文芸・文化・教育研究家
日本の金融機関勤務後、10年間「学ぶこと、働くこと、生きること」についての講義で大学の教壇に立つ。

各地で「社会と自分」に関するテーマやライフワークの「夏目漱石」「俳諧」「渡辺崋山」などの講演活動を行う。

著書
『偉大なる美しい誤解 漱石に学ぶ生き方のヒント』(郁朋社2018)
『蕪村と崋山 小春に遊ぶ蝶たち』(郁朋社2019)
『四明から蕪村へ』(郁朋社2021)
『論考】蕪村・月居 師弟合作「紫陽花図」について』(Kindle)
『花影東に〜蕪村絵画「渡月橋図」の謎に迫る』(Kindle)
『真の大丈夫 私にとっての漱石さん』(Kindle)
『渡辺崋山 淡彩紀行『目黒詣』』(Kindle)
『夢ハ何々(なぞなぞ)』(Kindle)
『新説 「蕪」とはなにか』(Kindle)
『漱石さんの見る21世紀』(Kindle)
『徹底鑑賞『吾輩は猫である』』(Kindle)
『漱石さんにみる良い師、良い友とは』(Kindle)
『漱石さん詞華集(アンソロジー)』(Kindle)
『曳馬野(ひくまの)の萩』(Kindle)
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