新宿区図書館「新宿学講座」2回シリーズ
冨田鋼一郎
有秋小春
「2022年 日本の出生数最小77万人、出生率最低1.26」
「ひのえうま1966年合計特殊出生率1.58ショック」以来、無策のまま「1.26ショック」を迎えてしまった。
(参考:韓国2020年出生率0.84 )
ちょうど私が生きた時間の人口推移の表が載っていた。75年の間の日本を象徴するグラフだ。
日本と韓国の極端な低出生率に共通するのは、家族意識と家父長制を柱とする儒教的な考えがあるのではないか。
また、先進諸国が子どもを産まなくなった一因に、若者たちの気候危機意識の高まりがあるとのこと。
地球に一番負荷をかけるのは’子ども’だという。子どもの数を減らすことで地球に余計な負荷をかけたくないということらしい。子どもを育てるという自らの幸せより気候危機への対処を優先しようとする若い世代。グローバルノースの私たち親世代の責任はとても重い。
[アガパンサスのつぼみ]