12月27日読売新聞掲載
冨田鋼一郎
有秋小春
今日はスタバ国際コーヒーデイということで、ルワンダを取り上げていた。アフリカの地図をひろげて俄か勉強。
アフリカ大陸中部の小さな内陸国。首都キガリ。人口1200万人、大陸で最も高い人口密度だそうだ。主要輸出品は天然資源にコーヒー。ドイツ、ベルギー植民地から独立後、ツチ族・フツ族の内紛からルワンダジェノサイドの悲劇、大量の難民が発生した。内戦終結後、農業改革やインフラ整備、綱紀粛正による汚職の減少、IT産業の振興、海外からの投資の奨励などによって急速な経済成長を遂げており、「アフリカの奇跡」と呼ばれている。
短期間で「ルワンダの悲劇」から「ルワンダの奇跡」へ移行した理由をもっと知りたい。内陸国がいきなり世界と繋がるようになったのには中国の影が見える。
しばらくルワンダのコーヒー生産者や流通に携わる人のことに思いを馳せる。