読書逍遥

第19回『マクナマラ回顧録』ロバート・マクナマラ著

冨田鋼一郎

『マクナマラ回顧録』ロバート・マクナマラ著

NHKシリーズ「映像の世紀バタフライエフェクト」を楽しく観ている。さまざまな人物に焦点を当てて、映像で20世紀をたどる優れた教養番組だ。
これまででは、アンゲラメルケル、テレサテン、カタリンカリコ、チャップリンとヒトラーが印象に残った。

6月27日の放映、「キューバ危機」を観て、マクナマラの回顧録を手にした。

ジョンとロバート、ケネディ兄弟とのさまざまな思い出話が心を打つ。
フォード社社長から国防長官への転身、ホワイトハウスヒッコリーセミナーのエピソード、ベトナム戦争の検証と誤り、世銀総裁への転身などなど、80歳を前にして自分の人生を総括した。美化している面も多少あるだろうが、人としての良心を垣間見る思いだ。

自分は70年強、こんな激動の時代をあまりよく理解できないまま生きてきたのだと思う。

来週は「米最高裁判事ノトーリアスRBG」、楽しみだ。

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ABOUT ME
冨田鋼一郎
冨田鋼一郎
文芸・文化・教育研究家
日本の金融機関勤務後、10年間「学ぶこと、働くこと、生きること」についての講義で大学の教壇に立つ。

各地で「社会と自分」に関するテーマやライフワークの「夏目漱石」「俳諧」「渡辺崋山」などの講演活動を行う。

著書
『偉大なる美しい誤解 漱石に学ぶ生き方のヒント』(郁朋社2018)
『蕪村と崋山 小春に遊ぶ蝶たち』(郁朋社2019)
『四明から蕪村へ』(郁朋社2021)
『論考】蕪村・月居 師弟合作「紫陽花図」について』(Kindle)
『花影東に〜蕪村絵画「渡月橋図」の謎に迫る』(Kindle)
『真の大丈夫 私にとっての漱石さん』(Kindle)
『渡辺崋山 淡彩紀行『目黒詣』』(Kindle)
『夢ハ何々(なぞなぞ)』(Kindle)
『新説 「蕪」とはなにか』(Kindle)
『漱石さんの見る21世紀』(Kindle)
『徹底鑑賞『吾輩は猫である』』(Kindle)
『漱石さんにみる良い師、良い友とは』(Kindle)
『漱石さん詞華集(アンソロジー)』(Kindle)
『曳馬野(ひくまの)の萩』(Kindle)
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