日々思うこと

ジェンダーギャップ

冨田鋼一郎

女性の働きやすさ、
日本は29カ国中27位 英誌エコノミスト 毎日新聞
2024/3/7

日本と韓国は、相変わらずジェンダーギャップランキングの最下位を競い合う「嘆かわしい」状態。

両国とも極端な少子化でも苦しんでいる。

ジェンダーギャップと少子化問題は根っ子でつながっている。

両国ともも儒教的な家父長制が蔓延っている社会であるという共通点がある。

儒教社会の伝統に踏み込まない対策では、「異次元」の解決策にならないのではないだろうか。

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8日の「国際女性デー」を前に、英誌エコノミストは経済協力開発機構(OECD)に加盟する38カ国のうち29カ国を対象に、2023年の「女性の働きやすさ」を比較した。総合ランキングで日本は22年よりも一つ順位を上げたが、29カ国中27位にとどまった。

日本は前年27位だったトルコを抜き、その後はトルコ、韓国と続く。1位アイスランド、2位スウェーデン、3位ノルウェーなど上位には北欧諸国が並んだ。他には5位フランス、19位英国、22位米国――など。

項目別で見ると、女性管理職の割合では、日本は14・6%と最下位だった。OECD平均の34・2%を大きく下回り、同誌は日本の状況を「嘆かわしい」と指摘。

この項目のトップに立つチェコは管理職の46%を女性が占め、24・8%だった18年から急増させた。

他には、日本は女性役員の割合(OECD平均33%)は18%で下から3位だった。性別の平均賃金を比べると、女性が男性よりも21・3%少なく、下から3番目だった。

同誌は「北欧諸国がいつも上位に並ぶが、下位の国も見慣れた顔ぶれだ」と分析。「韓国や日本、トルコの女性は依然として職場で大きな障害に直面している」と評価した。

3月8日「国際女性デー」

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特集
ジェンダーを考える
Think Gender

国際女性デーは、女性の地位向上を目指して、国連が定めた日です。朝日新聞は、性別による格差や固定観念が取り除かれ、ジェンダー平等が進めば、誰もが生きやすく持続可能な社会につながるとの考えから、Think Genderの記事を特集します。題字にこの日のシンボル、ミモザの花をあしらいました

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このような説明があったので、ミモザの花はどこにあるのか探したがなかなか見つからない。

そしてようやく見つけた。
一面の右上にある朝日新聞の題字だった。

白黒の桜の花をあしらっていたが、今日は特別に黄色のミモザの花だ。

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ABOUT ME
冨田鋼一郎
冨田鋼一郎
文芸・文化・教育研究家
日本の金融機関勤務後、10年間「学ぶこと、働くこと、生きること」についての講義で大学の教壇に立つ。

各地で「社会と自分」に関するテーマやライフワークの「夏目漱石」「俳諧」「渡辺崋山」などの講演活動を行う。

著書
『偉大なる美しい誤解 漱石に学ぶ生き方のヒント』(郁朋社2018)
『蕪村と崋山 小春に遊ぶ蝶たち』(郁朋社2019)
『四明から蕪村へ』(郁朋社2021)
『論考】蕪村・月居 師弟合作「紫陽花図」について』(Kindle)
『花影東に〜蕪村絵画「渡月橋図」の謎に迫る』(Kindle)
『真の大丈夫 私にとっての漱石さん』(Kindle)
『渡辺崋山 淡彩紀行『目黒詣』』(Kindle)
『夢ハ何々(なぞなぞ)』(Kindle)
『新説 「蕪」とはなにか』(Kindle)
『漱石さんの見る21世紀』(Kindle)
『徹底鑑賞『吾輩は猫である』』(Kindle)
『漱石さんにみる良い師、良い友とは』(Kindle)
『漱石さん詞華集(アンソロジー)』(Kindle)
『曳馬野(ひくまの)の萩』(Kindle)
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