今年後半に
冨田鋼一郎
有秋小春
小雨の中、桐生市に日帰りした。町のすぐそばまで山が迫り、煙に霞んだ新緑と白とピンクのミズキが瑞々しい。
会場はレンガ造りで、梁がむき出しの建物だつた。江戸・明治、戦前の趣きが残る街並みは、時間がゆっくり流れている。この地には190年前に渡辺崋山が訪れている。
[サイトより]
桐生市有鄰館は、桐生市桐生新町重要伝統的建造物群保存地区内である本町二丁目の南端に存在しています。
かつては酒・味噌・醤油を醸造し、保管するために使用されていた江戸時代から昭和時代にかけての11棟の蔵群が、舞台や展示、演劇、コンサートなど様々な用途に使用されています。
多くの人が訪れ、プロアマを問わず、それぞれの目的によって自ら会場を作り上げて行く独特の活用方法で「文化を発信する場」として、また、周辺に残る歴史的建造物や近代化遺産などと一体となった町並み保存の拠点にもなっています。
注:「有鄰」とは、孔子の「徳孤ならず必ず鄰あり」という故事から引用した言葉です。