オキザリス
冨田鋼一郎
有秋小春
今年は、内外で相次いで著名人が亡くなった。中でもエリザベス女王の国葬が記憶に新しい。その影になったが、ミハエル・ゴルバチョフル(8月30日、91歳)もいる。
1980年代ゴルバチェフのソビエト連邦に対峙し、ソ連崩壊に導いたロナルド・レーガンのタイム紙の追悼特別号(2004年6月14日号)を見つけた。
“A Man for His Times”
“All-American President”
“Ronald Reagan was a modest and good-natured soul whose presidency renewed his country’s sense of direction.”
最大級の賛辞が並ぶ。表紙の笑顔が彼の人間性を語る。
さらにナンシー夫人の寄稿文”The Eternal Optimist”が胸を打つ。
レーガンは、手書きによる国民向けお別れの手紙(1994年83歳)の中で、アルツハイマー病を公表したことを思い出す。