日々思うこと

今日の折々のことば

冨田鋼一郎
[オダマキ]
[ローズゼラニウム]

2024.5.1
「知的であるためには、ある種の無防備さが必要だ」 内田樹

無知とは知識の欠如ではなく、ジャンクな情報で頭がぎっしり詰まっていて、新しい情報の入力ができない状態のことだと、思想家・武道家は言う。

これに対し、学びとは、入力があるたびにそれを容れる器そのものの形状や容積が変化してゆくこと。

危うくもあるこのプロセスを生徒が傷つくことなく通過できるよう慮るのが教育だと。
(『あれほど言ったのに』から)

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内田樹氏の教育や学びに関する指摘には注意して耳を傾けることにしている。

思いがけないものの見方、考え方に出会い、あれこれ考えさせられる。

学ぶ者、教える者の両方を体験したことで、彼の深淵な言葉が納得できるようになったのをうれしく思う。

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ABOUT ME
冨田鋼一郎
冨田鋼一郎
文芸・文化・教育研究家
日本の金融機関勤務後、10年間「学ぶこと、働くこと、生きること」についての講義で大学の教壇に立つ。

各地で「社会と自分」に関するテーマやライフワークの「夏目漱石」「俳諧」「渡辺崋山」などの講演活動を行う。

著書
『偉大なる美しい誤解 漱石に学ぶ生き方のヒント』(郁朋社2018)
『蕪村と崋山 小春に遊ぶ蝶たち』(郁朋社2019)
『四明から蕪村へ』(郁朋社2021)
『論考】蕪村・月居 師弟合作「紫陽花図」について』(Kindle)
『花影東に〜蕪村絵画「渡月橋図」の謎に迫る』(Kindle)
『真の大丈夫 私にとっての漱石さん』(Kindle)
『渡辺崋山 淡彩紀行『目黒詣』』(Kindle)
『夢ハ何々(なぞなぞ)』(Kindle)
『新説 「蕪」とはなにか』(Kindle)
『漱石さんの見る21世紀』(Kindle)
『徹底鑑賞『吾輩は猫である』』(Kindle)
『漱石さんにみる良い師、良い友とは』(Kindle)
『漱石さん詞華集(アンソロジー)』(Kindle)
『曳馬野(ひくまの)の萩』(Kindle)
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