日々思うこと

チリ大規模火災相次ぐ

冨田鋼一郎

少なくとも112人死亡 被害が拡大 数百人行方不明

世界に広がる大規模火災がまたひとつ。

被災地のひとつ、バルパライソは、チリ首都サンティアゴ近くの港町。1914年パナマ運河開通の前は、南米大陸を大回りする捕鯨船など船舶の中継地として栄えた。

ここから北部はアタカマ砂漠が横たわる乾燥地帯。チリ沿岸は、南極側から寒流が流れ、雨が降らないため「海岸砂漠」となる。アフリカ西岸のナミブ砂漠も同様である。

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2024年2月5日 13時22分
チリでは、沿岸部などを中心に大規模な山火事が相次いで発生していて、これまでに少なくとも112人が死亡するなど、被害が拡大しています。チリでは、数日前から沿岸部などを中心に大規模な山火事が発生していて、当局によりますと、これまでに165件の火災が相次ぎ、112人が死亡したということです。
また、AP通信によると、およそ200人と連絡がつかなくなっているということです。
被害が大きいのは、首都サンティアゴから北西におよそ100キロ離れた沿岸部のバルパライソやビニャデルマルなどで、現地からの映像では、住宅街が黒く焼け焦げ、がれきを片づける人の姿が確認できます。
チリのボリッチ大統領は4日、現地を視察したあと会見し「チリ全体が苦しみ、犠牲者を悼んでいる。私たちは非常に大きな悲劇に直面している」と述べ、5日から2日間、国として喪に服すと明らかにしました。
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ABOUT ME
冨田鋼一郎
冨田鋼一郎
文芸・文化・教育研究家
日本の金融機関勤務後、10年間「学ぶこと、働くこと、生きること」についての講義で大学の教壇に立つ。

各地で「社会と自分」に関するテーマやライフワークの「夏目漱石」「俳諧」「渡辺崋山」などの講演活動を行う。

著書
『偉大なる美しい誤解 漱石に学ぶ生き方のヒント』(郁朋社2018)
『蕪村と崋山 小春に遊ぶ蝶たち』(郁朋社2019)
『四明から蕪村へ』(郁朋社2021)
『論考】蕪村・月居 師弟合作「紫陽花図」について』(Kindle)
『花影東に〜蕪村絵画「渡月橋図」の謎に迫る』(Kindle)
『真の大丈夫 私にとっての漱石さん』(Kindle)
『渡辺崋山 淡彩紀行『目黒詣』』(Kindle)
『夢ハ何々(なぞなぞ)』(Kindle)
『新説 「蕪」とはなにか』(Kindle)
『漱石さんの見る21世紀』(Kindle)
『徹底鑑賞『吾輩は猫である』』(Kindle)
『漱石さんにみる良い師、良い友とは』(Kindle)
『漱石さん詞華集(アンソロジー)』(Kindle)
『曳馬野(ひくまの)の萩』(Kindle)
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