スベトラーナ・アレクシェービッチ(1948- )『チェルノブイリの祈り』
冨田鋼一郎
有秋小春

「最も速い旅人は、足で歩く人である」
こんな言葉に出会うと、働く(労働)とはなんだろう、人は何の為に働くのかと考え込んでしまう。
どうせ働くなら、働きがいを感じることがしたい。こんな思いで働いてきた。
しかし、第一線を離れてみると、思いがけなく全く違う世界が見えてきた。
働くことは目的ではなく、手段なのではないだろうか。何の目的のために?
‘究極の目的’のためだ。
鷲田さんは、’究極の目的’は「未知のものと遭遇する」ことと言う。私は未知のものとは、「まだ知らない最高の自分との遭遇」だと思う。
それでも人は働くことに時間を割かなくてはならない。「働くことは悲しいけれど」、人はずいぶんと遠回りをさせられている。