新出資料紹介 第五回 「新説 「蕪(ぶ)」とはなにか 新出資料 蕪村「倣惲南田(うんなんでんにならう)花卉図」
冨田鋼一郎
有秋小春
本書は、渡辺崋山自筆の紙本淡彩の折帖『目黒詣』を紹介するものです。
文政12年(1829)10月14日、崋山(37歳)は久しぶりに多忙な藩務から解放されて、同藩の三人と連れ立って郊外の目黒詣を行った。
その道中や酒楼での出来事を俳画風人物スケッチし、各人の飄逸な発言や和歌、狂歌、俳諧、漢詩を添えた記録です。
崋山の紀行文の中でも愛すべき珠玉の小品を味わってみましょう。
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冨田 鋼一郎 著
本体価格 500円 (税込み)
第1章 当時の崋山置かれていた状況
第2章 「花笠折帖」場面解説
第3章 「花笠折帖」と「錦心巻本」との相違点について
第4章 おわりに 『目黒詣』の感想を添えて