出版物

新出資料紹介 第三回 渡辺崋山 淡彩紀行『目黒詣』

冨田鋼一郎

概要

本書は、渡辺崋山自筆の紙本淡彩の折帖『目黒詣』を紹介するものです。

文政12年(1829)10月14日、崋山(37歳)は久しぶりに多忙な藩務から解放されて、同藩の三人と連れ立って郊外の目黒詣を行った。
その道中や酒楼での出来事を俳画風人物スケッチし、各人の飄逸な発言や和歌、狂歌、俳諧、漢詩を添えた記録です。
崋山の紀行文の中でも愛すべき珠玉の小品を味わってみましょう。

こちらからお買い求めいただけます。

渡辺崋山
淡彩紀行『目黒詣』

冨田 鋼一郎 著

本体価格   500円  (税込み)

目次

第1章 当時の崋山置かれていた状況
第2章 「花笠折帖」場面解説
第3章 「花笠折帖」と「錦心巻本」との相違点について
第4章 おわりに 『目黒詣』の感想を添えて

スポンサーリンク

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


ABOUT ME
冨田鋼一郎
冨田鋼一郎
文芸・文化・教育研究家
日本の金融機関勤務後、10年間「学ぶこと、働くこと、生きること」についての講義で大学の教壇に立つ。

各地で「社会と自分」に関するテーマやライフワークの「夏目漱石」「俳諧」「渡辺崋山」などの講演活動を行う。

著書
『偉大なる美しい誤解 漱石に学ぶ生き方のヒント』(郁朋社2018)
『蕪村と崋山 小春に遊ぶ蝶たち』(郁朋社2019)
『四明から蕪村へ』(郁朋社2021)
『論考】蕪村・月居 師弟合作「紫陽花図」について』(Kindle)
『花影東に〜蕪村絵画「渡月橋図」の謎に迫る』(Kindle)
『真の大丈夫 私にとっての漱石さん』(Kindle)
『渡辺崋山 淡彩紀行『目黒詣』』(Kindle)
『夢ハ何々(なぞなぞ)』(Kindle)
『新説 「蕪」とはなにか』(Kindle)
『漱石さんの見る21世紀』(Kindle)
『徹底鑑賞『吾輩は猫である』』(Kindle)
『漱石さんにみる良い師、良い友とは』(Kindle)
『漱石さん詞華集(アンソロジー)』(Kindle)
『曳馬野(ひくまの)の萩』(Kindle)
記事URLをコピーしました