日々思うこと

埼玉県幸手市立図書館で講演会を実施した

冨田鋼一郎

台風10号の迷走で、館長さんは三日前から気を揉んでいた

今朝八時、予定通り実施すると連絡があった

図書館隣を流れる川は増水が引いて、朝日が出ているとのこと

道中、田圃の稲は黄色に色づいた豊かな穂をつけていた

芭蕉(1644-1694)と蕪村(1716-1783)は、生きた時代が違う

しかし、二人の芸術には切っても切れない関係がある。

「俳諧芸術をひとつの球体とすると、芭蕉と蕪村はそれぞれ半球を成す」(尾形仂先生)

その意味するところは何かについて自分なりの解釈を試みた

田畑が水没し、床上浸水に見舞われた被災者の方々は講演会どころじゃない

お見舞い申し上げます

毎年繰り返している自然災害
なんとかならないものか

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ABOUT ME
冨田鋼一郎
冨田鋼一郎
文芸・文化・教育研究家
日本の金融機関勤務後、10年間「学ぶこと、働くこと、生きること」についての講義で大学の教壇に立つ。

各地で「社会と自分」に関するテーマやライフワークの「夏目漱石」「俳諧」「渡辺崋山」などの講演活動を行う。

著書
『偉大なる美しい誤解 漱石に学ぶ生き方のヒント』(郁朋社2018)
『蕪村と崋山 小春に遊ぶ蝶たち』(郁朋社2019)
『四明から蕪村へ』(郁朋社2021)
『論考】蕪村・月居 師弟合作「紫陽花図」について』(Kindle)
『花影東に〜蕪村絵画「渡月橋図」の謎に迫る』(Kindle)
『真の大丈夫 私にとっての漱石さん』(Kindle)
『渡辺崋山 淡彩紀行『目黒詣』』(Kindle)
『夢ハ何々(なぞなぞ)』(Kindle)
『新説 「蕪」とはなにか』(Kindle)
『漱石さんの見る21世紀』(Kindle)
『徹底鑑賞『吾輩は猫である』』(Kindle)
『漱石さんにみる良い師、良い友とは』(Kindle)
『漱石さん詞華集(アンソロジー)』(Kindle)
『曳馬野(ひくまの)の萩』(Kindle)
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