読書逍遥第247回 『街道をゆく 中国・びんのみち』(その1)司馬遼太郎著
冨田鋼一郎
有秋小春
副題 生命と医療の本質を探る
原題 The Song of the Cell
An Exploration of Medicine and the New Human
ようやく上巻を読み終えた。
これまで細胞の発見から細胞の構造・機能の解明の歴史、細胞が結合して作る組織・器官、生命の誕生、血液の役割をたどってきた。
20世紀の保健、公衆衛生、医療分野の発展ぶりは目を見張る。にも拘らずまだ分からないことだらけ。
・赤血球 酸素、栄養素を細胞に運ぶ
・白血球 免疫反応の調節
・血小板 損傷部を修復する
・B細胞 自己を守る軍隊
・T細胞 防衛者 侵入者を見逃さない
健康イノベーション
○「予防」 社会での予防介入は、患者への医療介入より人類の健康状態を大きく向上させた
ワクチン集団接種、集団検診、公衆保健衛生、冷房、上下水道分離、大気・飲み水・土壌汚染管理、pharmacy、うがい、手洗い、入浴殺菌など
○「医療介入」 患者への治療
投薬 手術 抗生物質