冨田鋼一郎
箱書き
渡辺華石、山下青城
紫木蓮と紅白の牡丹で庭先の香りと華やかさを表現した。没骨法の名手。
江戸後期の文人画家。別号:休庵・春松軒・琢華堂。名:弼。字:篤甫。
渡辺華石(わたなべ かせき1851-1930)
日本画家。名古屋生。名:静雄。張月樵の子月載・森高雅等に師事する。のち渡辺崋山の子小華のもとで学び、その後をつぐ。唐宋の画法に通じ、崋山に関する研究でも知られる。山下青城(やました せいじょう1884-1962)静岡県浜名郡笠井町(現・浜松市)に生まれる。本名;桂。号:青城・起雲・楽山堂・芙蓉庵。南画家・山下青厓の長男。父から渡辺崋山・椿椿山の画系を引く崋椿系の画風を受け継ぎ、花鳥画を得意として繊細な表現に優れた。
ABOUT ME
日本の金融機関勤務後、10年間「学ぶこと、働くこと、生きること」についての講義で大学の教壇に立つ。
各地で「社会と自分」に関するテーマやライフワークの「夏目漱石」「俳諧」「渡辺崋山」などの講演活動を行う。
著書
『偉大なる美しい誤解 漱石に学ぶ生き方のヒント』(郁朋社2018)
『蕪村と崋山 小春に遊ぶ蝶たち』(郁朋社2019)
『四明から蕪村へ』(郁朋社2021)
『論考】蕪村・月居 師弟合作「紫陽花図」について』(Kindle)
『花影東に〜蕪村絵画「渡月橋図」の謎に迫る』(Kindle)
『真の大丈夫 私にとっての漱石さん』(Kindle)
『渡辺崋山 淡彩紀行『目黒詣』』(Kindle)
『夢ハ何々(なぞなぞ)』(Kindle)
『新説 「蕪」とはなにか』(Kindle)
『漱石さんの見る21世紀』(Kindle)
『徹底鑑賞『吾輩は猫である』』(Kindle)
『漱石さんにみる良い師、良い友とは』(Kindle)
『漱石さん詞華集(アンソロジー)』(Kindle)
『曳馬野(ひくまの)の萩』(Kindle)