東ドイツ記念通貨5マルク白銅 未使用オットー・リリエンタール生誕125年記念
冨田鋼一郎
有秋小春
紙本墨画淡彩
署名「四明」
印 「淀水」(白文方印) 「長滄」(朱文方印)
落款(署名と印章)から20代後半から30代前半に過ごした結城下館時代のものと判明する。
月次絵(つきなみえ):月ごとの絵画、1年12カ月の行事や風物を順に描いた絵画。
ここには「三月」を掲載する。茣蓙の上での花見、さまざまな出立ちで立ち話、家前で鶏と遊ぶ子ども達の様子。
小さな画面に15人も。遠景から近景へ川や靄によって場面を移動させて、斜め上からの視点で描写している。
庶民の暮らしぶりを四季行事をおり混ぜて描き留めた。左上隅に小さく「三月」と記されている。
蕪村は、漢画だけでなく日本画も貪欲に学んだ。
元は二曲屏風に貼り混ぜられていたが、現在はバラバラに剥がされている。