骨董品

彭城百川筆「菊図」幅

冨田鋼一郎
H128.5 x W40.5 (cm)

寛延辛未孟春
彭真淵写 印 印

宝暦元年(1751)正月、亡くなる前年。

彭城百川(さかきひゃくせん1697-1752)

江戸中期の南画家。名は真淵、字は百川。はじめ俳句を志して各務支考に師事した。48歳ごろからは絵を職業とする生活に入り、元文年間(1736~41)には法橋位を得るに至った。絵は当時舶載の中国画や画譜類を学びながら習得していったらしい。画俳両道に進むものとして与謝蕪村に影響を与え、南画の先駆者のひとりとされる。

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ABOUT ME
冨田鋼一郎
冨田鋼一郎
文芸・文化・教育研究家
日本の金融機関勤務後、10年間「学ぶこと、働くこと、生きること」についての講義で大学の教壇に立つ。

各地で「社会と自分」に関するテーマやライフワークの「夏目漱石」「俳諧」「渡辺崋山」などの講演活動を行う。

著書
『偉大なる美しい誤解 漱石に学ぶ生き方のヒント』(郁朋社2018)
『蕪村と崋山 小春に遊ぶ蝶たち』(郁朋社2019)
『四明から蕪村へ』(郁朋社2021)
『論考】蕪村・月居 師弟合作「紫陽花図」について』(Kindle)
『花影東に〜蕪村絵画「渡月橋図」の謎に迫る』(Kindle)
『真の大丈夫 私にとっての漱石さん』(Kindle)
『渡辺崋山 淡彩紀行『目黒詣』』(Kindle)
『夢ハ何々(なぞなぞ)』(Kindle)
『新説 「蕪」とはなにか』(Kindle)
『漱石さんの見る21世紀』(Kindle)
『徹底鑑賞『吾輩は猫である』』(Kindle)
『漱石さんにみる良い師、良い友とは』(Kindle)
『漱石さん詞華集(アンソロジー)』(Kindle)
『曳馬野(ひくまの)の萩』(Kindle)
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