日々思うこと

グテーレス国連事務局長、広告業界をenablerと強く非難

冨田鋼一郎

我々人類は気候変動の地獄へ向かう過程で「恐竜でなく、隕石」である

人類は、地球史上第六次大量絶滅の引き金になりかねないと強く警告

化石燃料業界は、「気候カオスのゴットファーザー」

それを助長する広告業界は、「イネイブラー(助長者)」「狂気をあおるマッドメン」

「たばこのような人体に有害な製品」に対して行っているように、化石燃料企業の広告を禁止するよう求めた。

それでは金融機関は化石燃料企業の「accompliceアコンプリス(共犯者)」だろう

divestダイベスト(投資撤退)が世界の潮流

この論法でいえば、われわれ一般消費者は何だろう?もっと、もっととせがむ罪深き「背徳者 an immoral person」?

日本は一世代のうちに、時代を先取りする清新な国から、いつの間にかしがらみに絡め取られ、「抵抗勢力の先鋒」に成り下がってしまったようだ

☆☆☆

6月5日グテーレス国連事務局長、アメリカ自然史博物館での発言

「何十億年にもわたって地球上の生命を形成してきた巨大な力の中で、人類はレーダー上の小さな一点にすぎない」

「だが、恐竜を絶滅させた隕石のように、人類は絶大な影響を及ぼしている」

「気候(変動)において、われわれは恐竜ではない。隕石だ。人類は危険にさらされているだけではない。われわれこそが危険なのだ」

人類は「気候変動という地獄へ向かう高速道路から降りるべきだ」

特に化石燃料業界は「気候カオスのゴットファーザー」

気候変動対策の遅れに一役買ってきた広告主を「イネイブラー(助長者)」「狂気をあおるマッドメン」

「きょうから化石燃料企業を新たにクライアントとすることをやめ、(化石燃料産業の)既存のクライアントを捨てる計画を立てるべきだ」

「たばこのような人体に有害な製品」に対して行っているように、化石燃料企業の広告を禁止するよう求めた。

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冨田鋼一郎
冨田鋼一郎
文芸・文化・教育研究家
日本の金融機関勤務後、10年間「学ぶこと、働くこと、生きること」についての講義で大学の教壇に立つ。

各地で「社会と自分」に関するテーマやライフワークの「夏目漱石」「俳諧」「渡辺崋山」などの講演活動を行う。

著書
『偉大なる美しい誤解 漱石に学ぶ生き方のヒント』(郁朋社2018)
『蕪村と崋山 小春に遊ぶ蝶たち』(郁朋社2019)
『四明から蕪村へ』(郁朋社2021)
『論考】蕪村・月居 師弟合作「紫陽花図」について』(Kindle)
『花影東に〜蕪村絵画「渡月橋図」の謎に迫る』(Kindle)
『真の大丈夫 私にとっての漱石さん』(Kindle)
『渡辺崋山 淡彩紀行『目黒詣』』(Kindle)
『夢ハ何々(なぞなぞ)』(Kindle)
『新説 「蕪」とはなにか』(Kindle)
『漱石さんの見る21世紀』(Kindle)
『徹底鑑賞『吾輩は猫である』』(Kindle)
『漱石さんにみる良い師、良い友とは』(Kindle)
『漱石さん詞華集(アンソロジー)』(Kindle)
『曳馬野(ひくまの)の萩』(Kindle)
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