クリスマスローズの花
冨田鋼一郎
有秋小春
『まったく新しいアカデミック・ライティングの教科書』
何のために論文を書くのか
阿部幸大著
書評2025.3.8
本を書き出しているので、こんな表題が目に止まった 手にとってみたい
アカデミック・ライティングのあり方を問う
一般にとって学術論文(ジャーナル)は、無味乾燥で味気ないものだから敬遠しがちだ
・いきなり重箱の隅に入って論を進めるひとりよがり
・領域をどんどん狭くしていくため、他分野の研究者(一般の読者)とは言葉が通じなくなる
・世間と隔絶した世界を「ジャーナル世界」と呼ぶ
・仲間うちだけでは言葉が通じるので和気藹々、逆に外とは会話が成り立たないので疎遠になり、学際的な交流は敬遠される
「研究者よ、あなた方は自らが書くことで、世界や人生とどう繋げるのか?」
欠けているのは、「自分(生き様)を語る」姿勢ではないか