日々思うこと

来月の統一地方選に当たって

冨田鋼一郎

朝日新聞夕刊(2023年3月27日)の統一地方選の記事「市民団体など若者・子育て中の母親ら支援」に目がとまる。

支援団体の女性代表者の「自分が生きている間、ずっと不平等なまま生きていくのは耐えられない」の言葉が胸に刺さる。

女性がこんなに大きな声を上げているのに、男性はどう答えるの?私は昭和から平成にかけて、女性がお茶を入れてくれる職場で過ごしてきた。この染みついた意識から変えなくてはいけない。

さらに少子化問題と混同して捉えられがちだが、これは少子化対策ではない。女性が人として、政治でも、ビジネスでも、地域社会でも、家庭でも不平等を感じないことが当たり前の社会を目指すのを応援していきたい。
日本は、世界から相当遅れをとっているし、意欲のある女性の社会参加を強く応援していきたい。
男性からのエールもあることを知ってほしい。
来月の地方選もその意識で投票する。

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ABOUT ME
冨田鋼一郎
冨田鋼一郎
文芸・文化・教育研究家
日本の金融機関勤務後、10年間「学ぶこと、働くこと、生きること」についての講義で大学の教壇に立つ。

各地で「社会と自分」に関するテーマやライフワークの「夏目漱石」「俳諧」「渡辺崋山」などの講演活動を行う。

著書
『偉大なる美しい誤解 漱石に学ぶ生き方のヒント』(郁朋社2018)
『蕪村と崋山 小春に遊ぶ蝶たち』(郁朋社2019)
『四明から蕪村へ』(郁朋社2021)
『論考】蕪村・月居 師弟合作「紫陽花図」について』(Kindle)
『花影東に〜蕪村絵画「渡月橋図」の謎に迫る』(Kindle)
『真の大丈夫 私にとっての漱石さん』(Kindle)
『渡辺崋山 淡彩紀行『目黒詣』』(Kindle)
『夢ハ何々(なぞなぞ)』(Kindle)
『新説 「蕪」とはなにか』(Kindle)
『漱石さんの見る21世紀』(Kindle)
『徹底鑑賞『吾輩は猫である』』(Kindle)
『漱石さんにみる良い師、良い友とは』(Kindle)
『漱石さん詞華集(アンソロジー)』(Kindle)
『曳馬野(ひくまの)の萩』(Kindle)
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