日々思うこと

トリエステ

冨田鋼一郎

アドリア海付け根の町、トリエステ。ベネチアの東側のスロベニア国境近くにあるイタリアの港町。

1946年、チャーチルが「鉄のカーテン」が下ろされたと発言して有名になった。

From Stettin in the Baltic to Trieste in the Adriatic, an iron curtain has descended across the Continent.

「バルト海のシュテッティンからアドリア海のトリエステまで、ヨーロッパ大陸に鉄のカーテンが降ろされた」

1946年3月5日、チャーチルがアメリカ合衆国ミズーリ州フルトンで演説した一節。

今この町は、中国の「一帯一路」のEUへの入り口としてギリシャピレウス港とならび注目されている。

今年になってイタリア側から期待していた恩恵が乏しいとして中国との連携見直しが取り沙汰されている。

時代の変遷で、都市の役割は変わっていく。

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ABOUT ME
冨田鋼一郎
冨田鋼一郎
文芸・文化・教育研究家
日本の金融機関勤務後、10年間「学ぶこと、働くこと、生きること」についての講義で大学の教壇に立つ。

各地で「社会と自分」に関するテーマやライフワークの「夏目漱石」「俳諧」「渡辺崋山」などの講演活動を行う。

著書
『偉大なる美しい誤解 漱石に学ぶ生き方のヒント』(郁朋社2018)
『蕪村と崋山 小春に遊ぶ蝶たち』(郁朋社2019)
『四明から蕪村へ』(郁朋社2021)
『論考】蕪村・月居 師弟合作「紫陽花図」について』(Kindle)
『花影東に〜蕪村絵画「渡月橋図」の謎に迫る』(Kindle)
『真の大丈夫 私にとっての漱石さん』(Kindle)
『渡辺崋山 淡彩紀行『目黒詣』』(Kindle)
『夢ハ何々(なぞなぞ)』(Kindle)
『新説 「蕪」とはなにか』(Kindle)
『漱石さんの見る21世紀』(Kindle)
『徹底鑑賞『吾輩は猫である』』(Kindle)
『漱石さんにみる良い師、良い友とは』(Kindle)
『漱石さん詞華集(アンソロジー)』(Kindle)
『曳馬野(ひくまの)の萩』(Kindle)
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