日々思うこと

パブリックアートのはしり「江戸の四季」片岡球子作

冨田鋼一郎

「江戸の四季」という題名は、東京の新名所の玄関を飾るにふさわしいということで決定されました。作品について片岡画伯は次のように述べています。「東京の新名所(サンシャインシティ)誕生に因み、『江戸の四季』というテーマをいただいて、この題名にふさわしい壁画を描くことになりました。江戸の昔から霊峰富士は、この東京の守り神でもあるかのように、朝夕にその勇姿を現しております。雪をいただいた正月の富士、すすき野の富士、吹雪の中の我慢の富士、いずれも日本人にとっては切り離すことのできない大切な富士です。この日本を清め守る富士に、四季の美しい花を添えて、感謝を込めて描きました。」(片岡球子氏の言葉)

☆☆☆

東池袋サンシャインシティビルの脇にある。パブリックアートのはしりだ。誰も足を止めない。
霊宝富士に江戸の四季を彩る花、梅・桜花・牡丹・菖蒲・菊をあしらった。

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ABOUT ME
冨田鋼一郎
冨田鋼一郎
文芸・文化・教育研究家
日本の金融機関勤務後、10年間「学ぶこと、働くこと、生きること」についての講義で大学の教壇に立つ。

各地で「社会と自分」に関するテーマやライフワークの「夏目漱石」「俳諧」「渡辺崋山」などの講演活動を行う。

著書
『偉大なる美しい誤解 漱石に学ぶ生き方のヒント』(郁朋社2018)
『蕪村と崋山 小春に遊ぶ蝶たち』(郁朋社2019)
『四明から蕪村へ』(郁朋社2021)
『論考】蕪村・月居 師弟合作「紫陽花図」について』(Kindle)
『花影東に〜蕪村絵画「渡月橋図」の謎に迫る』(Kindle)
『真の大丈夫 私にとっての漱石さん』(Kindle)
『渡辺崋山 淡彩紀行『目黒詣』』(Kindle)
『夢ハ何々(なぞなぞ)』(Kindle)
『新説 「蕪」とはなにか』(Kindle)
『漱石さんの見る21世紀』(Kindle)
『徹底鑑賞『吾輩は猫である』』(Kindle)
『漱石さんにみる良い師、良い友とは』(Kindle)
『漱石さん詞華集(アンソロジー)』(Kindle)
『曳馬野(ひくまの)の萩』(Kindle)
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