作品・本・人物紹介

中村屋サロン美術館コレクション展

冨田鋼一郎

この新宿の中村屋サロン美術館は、上野芸大脇の黒田清輝記念館、早稲田大学会津八一記念博物館と並んで、私の隠れ家的存在。

いずれも小ぶりな会場なので、ゆったりと落ち着いて一つの世界に浸ることができる。
日本近代洋画家たちの初々しさ、素朴さとひたむきさに惹かれる。抽象画より具象画が好きだ。

今回の逸品は、柳敬助の三点。女性、花卉、風景のいずれもしっとりと落ち着きがあり、見飽きない。手もとに置きたい。

以下、サイトから抜粋。

【展示室1】
 中村屋サロンの中心人物である荻原守衛(碌山)の彫刻作品や、中村屋の美術顧問であった布施信太郎デザインによる包装紙(昭和8年から平成元年まで使用)原画等をご紹介します。

【展示室2】
 中村屋裏のアトリエで創作活動を行っていた画家の中村彝(つね)、柳敬助などの作品をご紹介します。 また、碌山とアメリカ留学時代に知り合った親友 高村光太郎の作品も展示いたします。

中村彝「少女」

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ABOUT ME
冨田鋼一郎
冨田鋼一郎
文芸・文化・教育研究家
日本の金融機関勤務後、10年間「学ぶこと、働くこと、生きること」についての講義で大学の教壇に立つ。

各地で「社会と自分」に関するテーマやライフワークの「夏目漱石」「俳諧」「渡辺崋山」などの講演活動を行う。

著書
『偉大なる美しい誤解 漱石に学ぶ生き方のヒント』(郁朋社2018)
『蕪村と崋山 小春に遊ぶ蝶たち』(郁朋社2019)
『四明から蕪村へ』(郁朋社2021)
『論考】蕪村・月居 師弟合作「紫陽花図」について』(Kindle)
『花影東に〜蕪村絵画「渡月橋図」の謎に迫る』(Kindle)
『真の大丈夫 私にとっての漱石さん』(Kindle)
『渡辺崋山 淡彩紀行『目黒詣』』(Kindle)
『夢ハ何々(なぞなぞ)』(Kindle)
『新説 「蕪」とはなにか』(Kindle)
『漱石さんの見る21世紀』(Kindle)
『徹底鑑賞『吾輩は猫である』』(Kindle)
『漱石さんにみる良い師、良い友とは』(Kindle)
『漱石さん詞華集(アンソロジー)』(Kindle)
『曳馬野(ひくまの)の萩』(Kindle)
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