日々思うこと

ダライラマ14世の後継者選び

冨田鋼一郎

ダライ・ラマ14世、後継者の選定は「輪廻転生制度」を継続

毎日新聞2025/7/2

先日ローマ法王の死去に伴うコンクラーベが話題になった

7月6日に90歳を迎えるダライラマ14世が後継者に関する声明を出すといわれている

ダライラマ14世はインドに亡命して66年になるそうだ
北京と睨み合いが続いている

「ダラムサラ」
インド北部、カシミール州、パンジャム州に接するヒマーチャル・プラデーシュ州の一角にあるチベット亡命社会の中心地

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ダライ・ラマ14世=インド北部ダラムサラで6月30日、AP

チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世(89)は2日、インド北部ダラムサラであったチベット仏教の幹部会合で後継者の選定方法について声明を出し、輪廻(りんね)転生の考えに基づくダライ・ラマ制度を「継続する」と発表した。
チベット仏教では伝統的に、ダライ・ラマの死後に生まれ変わりを探す「輪廻(りんね)転生制度」をとり、14世も2歳の時に先代の転生者として認定された。

ただチベットの分離独立運動を警戒する中国は、ダライ・ラマ後継者の選定に関与する意向を示しており、政治的な圧力をかけている。チベット仏教の教団内では、これをけん制する目的で、14世が生前に男女を問わずに後継者を指名することも取り沙汰されていた。

ダライ・ラマ14世は声明で「制度の継続を強く求める多くの要望が寄せられた」と変更しない理由を述べた。一方で、「他のいかなる者もこの問題に干渉する権限はない」と中国をけん制した。

ダライ・ラマ14世は中国政府と対立し、1959年からインドで亡命生活を送る。89年、中国からの自立を平和的手段で達成しようとしているとして、ノーベル平和賞を受賞している。【ニューデリー松本紫帆】

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冨田鋼一郎
冨田鋼一郎
文芸・文化・教育研究家
日本の金融機関勤務後、10年間「学ぶこと、働くこと、生きること」についての講義で大学の教壇に立つ。

各地で「社会と自分」に関するテーマやライフワークの「夏目漱石」「俳諧」「渡辺崋山」などの講演活動を行う。

著書
『偉大なる美しい誤解 漱石に学ぶ生き方のヒント』(郁朋社2018)
『蕪村と崋山 小春に遊ぶ蝶たち』(郁朋社2019)
『四明から蕪村へ』(郁朋社2021)
『論考】蕪村・月居 師弟合作「紫陽花図」について』(Kindle)
『花影東に〜蕪村絵画「渡月橋図」の謎に迫る』(Kindle)
『真の大丈夫 私にとっての漱石さん』(Kindle)
『渡辺崋山 淡彩紀行『目黒詣』』(Kindle)
『夢ハ何々(なぞなぞ)』(Kindle)
『新説 「蕪」とはなにか』(Kindle)
『漱石さんの見る21世紀』(Kindle)
『徹底鑑賞『吾輩は猫である』』(Kindle)
『漱石さんにみる良い師、良い友とは』(Kindle)
『漱石さん詞華集(アンソロジー)』(Kindle)
『曳馬野(ひくまの)の萩』(Kindle)
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