日々思うこと

スタバ豊島園の光景

冨田鋼一郎

祭日の今日、行きつけスタバ豊島園の光景。

ここはバギーをひく若い家族連れ、ラップトップや参考書持参の若者たち、小学校高学年の三人連れの女の子、それにタイムワーナー関係者のアメリカ人がよく出入りしてる。

イヤホンをつけて、行政法の参考書と六法全書を開きながら、資格試験の勉強に勤しむ若者達がいる。イヤホンは音楽を聞いてるわけではなく、勉強に集中するためだろう。

店の外では、ペットを連れた人が豊島園駅を行き来する人を眺めながら座っている。

駅改札口からは旅行カバンを引きずる旅行者、外国人グループなどが目につく。

ヨーロッパのカフェでは、人声どころか新聞をめくる音さえしないそうだ。

私は喧騒のなかでひとり座って、21世紀に気候変動によってもたらされつつある人類の大きな脅威についての本を手にして、呆然と外を眺めてる。

ここは神田古本屋街のカフェではもう見られなくなった活気のある場所だ。

[駅前のハリー・ポッター模擬電話ボックス]
ボックス内の緊急電話番号掲示が面白い。これは外から見るだけで、使用できない。

ハリーポッターのファンタジーの世界は、豊島園駅プラットフォームからはじまっている。

If you encounter a monster **1

If you witness an act of magic **2

In-fight accident **3

Contact magic world **4

Magic world phone number guide **5

Accidents in this telephone booth **6

Inquieries about magic world services **7

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ABOUT ME
冨田鋼一郎
冨田鋼一郎
文芸・文化・教育研究家
日本の金融機関勤務後、10年間「学ぶこと、働くこと、生きること」についての講義で大学の教壇に立つ。

各地で「社会と自分」に関するテーマやライフワークの「夏目漱石」「俳諧」「渡辺崋山」などの講演活動を行う。

著書
『偉大なる美しい誤解 漱石に学ぶ生き方のヒント』(郁朋社2018)
『蕪村と崋山 小春に遊ぶ蝶たち』(郁朋社2019)
『四明から蕪村へ』(郁朋社2021)
『論考】蕪村・月居 師弟合作「紫陽花図」について』(Kindle)
『花影東に〜蕪村絵画「渡月橋図」の謎に迫る』(Kindle)
『真の大丈夫 私にとっての漱石さん』(Kindle)
『渡辺崋山 淡彩紀行『目黒詣』』(Kindle)
『夢ハ何々(なぞなぞ)』(Kindle)
『新説 「蕪」とはなにか』(Kindle)
『漱石さんの見る21世紀』(Kindle)
『徹底鑑賞『吾輩は猫である』』(Kindle)
『漱石さんにみる良い師、良い友とは』(Kindle)
『漱石さん詞華集(アンソロジー)』(Kindle)
『曳馬野(ひくまの)の萩』(Kindle)
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