日々思うこと

新聞雑感

冨田鋼一郎

新聞の読みたい個所が減ってきたようだ。
数ページにもわたるスポーツ欄や一面広告が多くなった気がする。休刊の日数も増えている。
若者たちの新聞離れが著しいと聞く。

そんな中、元旦の朝日新聞で2つの記事に目が留まった。どちらもインタビュー記事。
相手は、スヴェトラーナ・アレクシエーヴィッチと川崎レナさん。

マーカーで活字に線を引きながら心に刻みたい言葉を見つけ出す。一日に一ヶ所でもあれば、ありがたいとしよう。朝晩の新聞配達ももはや当たり前でなくなるかもしれないのだから。

新聞電子版はトライしたことがない。便利なんだろうか。
やはり、マーカーで線をひく、紙面をハサミで切り取る、ノートに貼り付けるという一連のアナログ作業から中々抜け出せない。

元旦恒例の出版社の広告では、岩波の「スピノザ全集」の「理性に立ち返る」の文章が目についた。
スピノザは『エチカ』でこんなことを言っていたのか。

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ABOUT ME
冨田鋼一郎
冨田鋼一郎
文芸・文化・教育研究家
日本の金融機関勤務後、10年間「学ぶこと、働くこと、生きること」についての講義で大学の教壇に立つ。

各地で「社会と自分」に関するテーマやライフワークの「夏目漱石」「俳諧」「渡辺崋山」などの講演活動を行う。

著書
『偉大なる美しい誤解 漱石に学ぶ生き方のヒント』(郁朋社2018)
『蕪村と崋山 小春に遊ぶ蝶たち』(郁朋社2019)
『四明から蕪村へ』(郁朋社2021)
『論考】蕪村・月居 師弟合作「紫陽花図」について』(Kindle)
『花影東に〜蕪村絵画「渡月橋図」の謎に迫る』(Kindle)
『真の大丈夫 私にとっての漱石さん』(Kindle)
『渡辺崋山 淡彩紀行『目黒詣』』(Kindle)
『夢ハ何々(なぞなぞ)』(Kindle)
『新説 「蕪」とはなにか』(Kindle)
『漱石さんの見る21世紀』(Kindle)
『徹底鑑賞『吾輩は猫である』』(Kindle)
『漱石さんにみる良い師、良い友とは』(Kindle)
『漱石さん詞華集(アンソロジー)』(Kindle)
『曳馬野(ひくまの)の萩』(Kindle)
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