蕪村に関する論文を書きました。
冨田鋼一郎
有秋小春

小松美沙子さんからご案内状が届いた
小林勇(1903-1981)さんの書いたたくさんのエッセイや人物評論から多くを学んだ
「生誕百二十周年によせて」
良くなりたい。
良い絵を描きたい。それには自分が良くなるしかない。
絵は心の鏡。内視鏡だ。
絵は人生の最も大事な修練道だ。
と父は言った。
三十九歳で絵を描き始めた父。師は自然と先人の芸術だ。
五十五歳でリウマチになり、右手で筆が持てなくなるといつの間にか左手で絵も字も描くようになった。
出版人であった父は、仕事と、絵と、随筆を書くこと、どれも生命をかけていた。
「随筆書画一如」という父の本がある。表現方法は異っても、父にとっては同じことなのだった。
身近な花、野菜、果物、魚、陶磁器などが主な画題だ。何度も同じものを描いた。美しいものはどこにでもあった。単に色と形をうつすだけでなく、そのもののいのちを描き、その場の風、空気、匂いをも生き生きと写した。
生誕百二十年冬青小林勇展を開催してくださった伊那食品工業(株)に心より御礼を申し上げます。
この展覧会をご覧になる方々の心に、さわやかな風が吹くことを祈っております。
小松美沙子(冬青長女)