ジャクソンホールワイオミング
冨田鋼一郎
有秋小春

毎日新聞2025/6/21 14:48要約
イラン南西部ペルシャ湾岸のブシェール原子力発電所
イスラエル軍がイランの核施設への攻撃を続ける中、湾岸アラブ諸国で放射能汚染への警戒が強まっている。ペルシャ湾を挟んだ対岸にイランで唯一の稼働中の原発がある
湾岸諸国では、水需要の多くを海水の淡水化設備に頼っているので、飲料水への影響も懸念されている
ブシェール原発では現在もロシア人技術者ら数百人が勤務しており、「イスラエルは攻撃しないだろう」との見方もある。ただ、イスラエルのネタニヤフ首相は19日、地元メディアのインタビューで「すべての核施設を攻撃する」と宣言。
国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長は20日、この原発には数千キロの核物質があり、「(空爆が)直撃すれば非常に多くの放射能が環境に放出される。電力を供給している2本の電線が損傷すれば、炉心の溶融につながりかねない」と警鐘を鳴らした。